日本が劣化してゆく原因は?
百田尚樹氏は、政治が、ひいては日本がダメになった原因は、「世襲」にあると言った。
なるほどと思う。
しかし僕はそれに加えて、官僚の上層部に「東大卒」が就くせいもあると思う。
考えてもみて欲しい。
わかりやすいのは警察。犯人を追いかけて、追いついて取っ組み合いとなり、これを柔道や逮捕術でねじ伏せて、後ろ手にした両手首に手錠をかけるなんてことを一度もしたことがない受験勉強をしてきた若いもんが、いきなりどこかの署長となり、叩き上げで何十年も現場で苦労を重ねてきた警察官、刑事を顎でこき使うんあんてシステムで、省庁が本当に国民のことを考えられるだろうか?
その大多数が中流以上の家庭の出身で、苦労も何もせずひたすら受験勉強に打ち込んできた人間が、苦労してその日を何とか乗り切るようなカツカツの国民の思いがわかるだろうか。理解できるだろうか?
人間としての普通の成長過程を経ないから、増税に次ぐ増税、接待でオンナをあてがわれ、ノーパンしゃぶしゃぶで大騒ぎするような人間が育つのである。
そんな人間たちが国家の中枢を担い、「世襲議員」と組んで国を動かしていくならば、国が衰弱していってもあたりまえのことではないだろうか。
ノンキャリアのトップを各省庁の次官にすれば、それだけでもこの世はずいぶんと変わると思う。
東大(だけではないが)卒業生(特に法学部)の人間が、本当にこの世に必要か???
僕は「世襲政治家阻止」に加えて、「東大生無用論」をを唱えたい。